『ハードボイルドには遠い道程』作品解説

<ストーリー>

 郊外のあるガレージに6人の男たちが集まってくる。インターネットで集められた彼らはパチンコ屋の事務所を襲撃、その売上金を奪う計画だが、お互いのことは知らず、また、知ってはいけない掟になっている。
 首謀者の西本(蘭)は元ベンチャー企業の社長で、その他、夜逃げやの重田(佐藤)、盗みのプロ・鈴木(山本)、アイドルおたくの浪人生・城野(金子)など、全く素性の異なるメンバー達は意見の食い違いでことあるごとに対立しながらも密談を重ね、計画実行の日が迫ってくる。そして決行直前、警察側に計画が漏れていたことがわかり、メンバーの中に不穏な空気が漂う。「裏切ったのは誰だ!?」…果たして計画は決行されるのか!?

<解説>
 強盗物でありながら、全く強盗シーンがなく、捕まるか成功するかなどの見せ場もない。決行2週間を描いてゆく中で、メンバー6人のそれぞれのバックストーリーが紹介され、最終的に全ての筋が結びつくという構成は、当時のお客様にも高い評価を頂きました。ブラボーとしても、前作の「豪速球ダイヤモンド」で調子を上げ、久々にメンバー6人が順調にガッチリ芝居に取り組めた作品で、やはり、過去のブラボーの歴史の中でも人気キャラ、人気コントを多く輩出したターニングポイント的な作品です。
 コントでは「ピーポ保安官の交通安全教室」や「ブルマ泥棒」「逃げる西本」「夜逃げ屋商会α」など、その後のコント集やE-1グランプリでエントリーした作品が並び、キャラでは、鎌倉の『シャクレーヌ』や山本の『鈴木純』(出っ歯の気弱キャラ)等が生まれました。当然、今後の再演を希望する声も多く、その可能性も高い作品と言えるでしょう。
 
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