『豪速球ダイヤモンド』作品解説 <構成>
<解説> 3人だけのコント集。 前作から約7か月も間があき、その間、役者はそれぞれ他劇団への客演で修行を積みました。昨夏復帰、やはり客演してきたとはいえブランクのあった蘭のリハビリと、客演しなかった山本、金子の3人で2軍チームが結成され、今後の新たなスタートに弾みをつけようという重要な意図で行われた公演。 (1)は別名セクハララジオ体操。セリフは1つもなく、動きだけの意表をつくオープニングコント。当時はびっくりしたお客さんも見うけられました。 (2)は、金子の重要キャラクターとなった、土方の山下さんが登場。96年の『強力レオピン5+1』以来で、今回は他コントでも度々出現。ドカジャンにヘルメット、グラサン。いかつい声だが、さびしがり屋。とても憎めない奴である。 (3)は往年の人気番組DAISUKIのパロディ。遊んだり、ブラブラしたりで楽しいはずの撮影が修羅場に・・。 (4)は(2)と同様、機内で普通の市民・山本さんが巻き込まれるコント。今度は落ち目の芸人がハイジャック騒動を起こす。 (5)は当時人気があった2人組のバンド、19ならぬ49がタモリのミュージックステーションに出演。49は例の山下さんと極端に気弱で8:2分け髪の鈴木 純(山本)のコンビ。この鈴木も次作の『ハードボイルド〜』でメインキャラクターに発展しました。 (6)はダメ教師たちが卒パーの出し物をめぐって四苦八苦。 (7)は、ついに亡くなった山下さんの葬式が舞台。死んだはずの山下さんの姿が1人だけには見えてしまうと いう話。 (8)は(1)の続編。プロローグ同様、「え、これで終わるの?」というエピローグは、この公演全体の持つ雰囲気を表していたかも知れません。。 |
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