『天晴大賞典』作品解説 <構成>
<解説> 『天晴大賞典』というタイトルは、実は93年の年末の作品でも使われたタイトルです。大賞典というのは「阪神大賞典」「京都大賞典」など競馬の大レースにつけられた名称で、再びつけられたのは、やはり過去5年のベストセレクションということで、これまで登場した色々なキャラクターを一挙にお見せしましょうという意気込みや、夏祭り公演をとにかく楽しんで頂こうという気持ちを込めたものです。 (1)(13)の「(セクハラ)ラジオ体操」は『豪速球ダイアモンド』('00)より。オープニングのこの作品によって、期待満々のお客様は力が抜けたようです。 (2)は『強力レオピン5+1』('96)より。懐かしさを感じて頂いたお客様もいらっしゃったのでは。(3)(5)(8)は『ハードボイルドには遠い道程』('00)から。(3)は鎌倉演じるシャクレーヌ主演の十八番・青汁コント。(8)は、山本演じる出っ歯の鈴木というキャラが4人の警官に犯行現場をおさえられて、途方もない言い訳を繰り広げられるコント。(5)はE-1グランプリ決勝にも登場した10分間走りっぱなしのスピード芝居。(4)(11)は『ブラボーバイキングパレード』('98)の作品。(11)は「最後の晩餐」を番組制作会議風にアレンジしたもの。劇団内ではとても人気があるのですが、客席からはあきれた視線が…。(6)は『ザ・フロッグマンズ』('98)より。太田演じる課長の心理変化の様が見どころ。(7)は『何すんだよ』('96)の大幅リニューアル。初めて観た方はその絵ヅラにびっくりしたはず。(9)(10)は『山と月の記し』('00)より。今回は96年以降の作品からでしたが、これら以外の作品を取り上げることもあるかと思います。ご期待ください。 |